“怪物ボクサー”井上が24時間テレビに挑戦する理由

2013年06月29日 16時00分

王者・田口(左)と健闘を誓い合う井上

 日本ライトフライ級1位の“怪物ボクサー”井上尚弥(20=大橋)が8月25日に神奈川・座間スカイアリーナで同級日本王者の田口良一(26=ワタナベ)に挑戦することが25日、発表された。勝てば辰吉丈一郎(43)と並ぶ最速タイ記録となる4戦目での日本タイトル奪取。井上も「はっきりした形で勝って記録を作りたい。KOを狙います」と言い切った。日本王座を手にした暁には当然、世界挑戦。大橋秀行会長(48)は「井岡一翔の(国内)最速世界奪取記録を抜くこと(6戦以内)をめざしたい。来年の今ごろは(世界)ベルトを持っているかも。それも何本か」と今後の青写真を披露した。ボクシング人気爆発へ向け、注目の大一番。ところが、試合開始とテレビ放送(フジテレビ系)の時間が決まっていない。これには理由がある。日本テレビ系「24時間テレビ」をはじめとする裏番組の動向をうかがっているのだという。

 昨年の「24時間――」は平均視聴率歴代5位となる17・2%を記録。今年はお笑いトリオ「森三中」の大島美幸(33)のマラソン挑戦が話題だ。プロ3戦目(4月)のゴールデンタイム生中継が6・9%とふるわず、知名度ではこれからの怪物ボクサーでは“苦戦”が予想される。だが、関係者によれば「いつもよりテレビを見ている人が増えるから、24時間テレビの裏って悪くないんですよ。その人たちがチャンネルを変えて見てくれるでしょうからね」。お盆も過ぎた夏休み終盤の日曜日は在宅率が高くなり、逆に視聴率も期待できるという。

 さらに試合前日の24日は井上の父・真吾さんの42歳の誕生日。「1日遅れだけど、ベルトをプレゼントできたらうれしいですね」とのモチベーションもある。日本王座とともに“課題”の視聴率も手にできるか。

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)