相澤会長 聖子に“最後の応援”

2013年05月31日 16時00分

通夜ではひつぎの前などで泣き崩れた聖子

「聖子の音楽活動を応援したい」――。すい臓がんのため23日に亡くなった大手芸能プロダクション「サンミュージック」の相澤秀禎会長(享年83)が、独立後の松田聖子(51)と業務提携を決めた時の思いだ。その相澤会長の葬儀・告別式が29日、東京・港区の青山葬儀所でしめやかに営まれた。前日の通夜で、報道陣を前に涙を流した聖子に、相澤会長は天国から“最後の応援”をする。それは――。

 この日は姿を見せることがなかったが、前日の通夜では泣き通しだったのが聖子だ。音楽関係者が言う。

「お通夜で聖子は『ありがとうございましたと伝えました』と頭を下げただけで、取材には応じませんでしたが、偶然にも来週、聖子は新作アルバムを発売するんですよ。発売イベントなどに本人が登場するとなれば、亡くなった会長がらみで当然メディアは殺到する。ほかにもテレビ出演や取材依頼が増えるのは間違いありませんね」

 その新作アルバムとは6月5日に発売される「A Girl in the Wonder Land」。Chara(45)や久保田利伸(50)も参加した力の入った作品となっている。通夜ではコメントできる状況ではなかったかもしれないが、アルバム取材という枠組みならば聖子も会長の思い出話に対応したいはず。結果的にアルバムの告知につながることにもなるわけだ。

 くしくも会長が亡くなる前日の22日に発売されたシングル「LuLu!」は、オリコン週間ランキングで23位とパッとしなかった。それだけに、関係者もPRしたいことだろう。

「もともと事務所を独立しようとしたきっかけも、聖子の海外挑戦に相澤会長が反対したからなんです。それを会長は悔やんでいましたからね。2006年に和解して業務提携しましたが、会長はよく『聖子の音楽活動を応援したい』と言ってました。いわば会長の“最後の協力”になるかもしれませんね」(同関係者)

 業務提携を決めてからの聖子とサンミュージックの関係は「音楽制作の面では何ら関わりはなかったし、営業面でのサポートという形の緩い提携で、どちらかといえば、提携の意味があるのかとも言われていた」(レコード会社関係者)。

 一時は自らの元を飛び立っていった聖子の活躍を、相澤会長は天国から見守っているに違いない。