平尾昌晃さん三男・勇気 実体験をもとに書き上げた「相続税」披露

2019年03月27日 20時32分

平尾勇気

 数々のヒット曲を生み出し、2017年に亡くなった作曲家・故平尾昌晃さん(享年79)の三男でセレブ歌手の平尾勇気(38)が27日、東京・中央区のライブハウス「銀座TACT」でライブを行った。

 勇気は平尾さんの2番目の妻の子。現在、平尾さんの3番目の妻で平尾昌晃音楽事務所社長のMさんと、土地・株式・著作権を含めた60億円の遺産を巡って骨肉の争いを続けている。

 この日はズバリ「相続税」という題名の曲を披露。「こういった問題が始まって悩んでいた夜、お酒を飲んでグダグダになっていた。急に相続税という言葉が頭に浮かび、実体験をもとに思いのたけをぶつけて10分ほどで書き上げた。CD化を検討しているが、タイミングがある。売名行為と言われるのもしゃくなので。来年は消費税、確定申告、それからハニートラップという曲も作りたい、先輩の高橋ジョージさんみたいに何弾も続けたい」とユーモアを交えて説明した。

 相続税はなんとか昨春に納めたが、最初はあまりの金額に驚いたという。「何十億円も遺産があると言われているが、相続税ははんぱじゃない。正直言って払うほうが多い。専門家に入ってもらい、印税の計算方法を見直して、3分の2に減額できた。えげつない金額だった」と振り返る。

 遺産の計算の過程で何億円もの使途不明金が見つかり、S役員の横領疑惑が持ち上がって、Mさん側との対立が決定的となった。

 勇気は労せずして会社や大金を手にしたMさんに当てつけるように「『お金が欲しければ、汗を流して稼げ』が父の口癖で、僕は小さなころからそれを聞いて育った。バラエティー番組では2世のチャラ男キャラで売っていたが、実はデビューしてから稼げない時期があり、洋服屋でアルバイトをしていたこともある。本音を言うと一銭たりともいらない。僕は父の音楽をつないでいければそれでいい」と心のうちを激白した。

「相続税」はロックンロール調のノリのいい曲。勇気は「父の歌はいまだにマイクを向けると、お客さんが歌ってくれる。偉大な父の息子に生まれた以上は、いつかはヒット曲を出したい」と抱負を語った。今回は全国ツアーの4か所目で、今後も名古屋などで公演を行う。