ハチミツ二郎 巨大パンダに敗れ丸刈り&プロレス引退

2019年03月27日 07時28分

敗れたハチミツ二郎は丸刈りにされて引退を発表

 ハチミツが引退! 「西口プロレス創立18周年記念興行」が26日、東京・後楽園ホール(超満員札止め)で行われ、お笑いコンビ「東京ダイナマイト」の“モテるデブ”ハチミツ二郎(44)が、「負けたら即引退SPマッチ」と称して“熊猫山脈”アンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室プロレス)と激突。必殺技アンドレザ・プレスに沈み、マットを去った。

 まさに衝撃の展開となった。“破壊王”故橋本真也さんを思わせるあおり文句に乗って現れたハチミツの足取りは、いつになく重かった。小橋太っ太、よしえつねお(吉江豊の実兄)を伴い、緊張した面持ちでリングイン。後楽園ホール初見参となるアンドレザを迎えた。

 が、あまりのデカさに場内は騒然。異様な空気の中、アンドレザは伸縮自在のボディーをうまく折りたたみ、器用にリングインした。対するハチミツはその光景をうつろな目で見つめるばかり。明らかに3メートル、500キロの巨体との対面に戸惑っていた。

 序盤はハチミツが袈裟斬りチョップからパンダを転がし、自立不能に追い込む。ストンピングを加えると若干、体が縮んだようにも見えたが、パンダは次第に空気、いや息を吹き返し、見事に巨体が復活。さすがに立ち上がると無敵で、パンダハッグで締め上げると、最後はアンドレザ・プレスであっけなく3カウントを奪った。

 大げさに宣伝していただけに、場内の視線は自然とハチミツに注がれる。すると、リングにバリカンが用意され、やや薄めの金髪があっさりと刈り上げられた。観客はあぜんとするばかり。

「俺、いつ髪の毛をかけたっけ。プロレス引退はかけたけど。芸能界はやめない。プロレスだけやめる」とつぶやくと「フォーエバー、サヨナラー。アイラブジャパン」などと、語り草となっているテリー・ファンク(74)の引退シーンを再現しながらテンカウントゴングを聞き、静かにリングを下りた。

 解説を務めた西口プロレス終身名誉顧問のザ・グレート・カブキ(70)は「ジャイアント馬場さんより大きかったですね」とアンドレザのスケール感に驚きつつ「本人は39・2度の熱があったのを隠していた。熱がなかったら勝っていたかもしれないですね」と、ハチミツの敗戦を惜しんだ。

 ハチミツ二郎は昨年7月、大阪・なんばグランド花月での公演中に体調不良を訴えて救急搬送され、急性心不全と急性呼吸不全、肺炎と診断されて入院生活を送り、生死の境をさまよった。同11月、4年半ぶりに西口のリングに復活を果たしたが、体調が心配されていた。この日も立っているのがやっとだったが、超満員の観客の声援に背中を押され、リングに上がった。