逮捕女性の夫は「電気グルーヴ」の“盟友”だった! ミュージシャン兼俳優のピエール瀧容疑者(51)にコカインを譲り渡した麻薬取締法違反(譲渡)容疑で、通訳業の田坂真樹容疑者(48)が19日に関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕されていたことがわかった。

 田坂容疑者はテクノミュージックに関わり、瀧容疑者とは1989年の「電気グルーヴ」結成当時からの友人。通訳スタッフとしてテレビ東京系「YOUは何しに日本へ?」にも出演していた。

 逮捕容疑は瀧容疑者が逮捕された前日11日にコカインを譲渡した疑い。当局の調べに田坂容疑者は「知り合いに頼まれて渡したが、コカインとは知らなかった」と容疑を否認している。

 興味深いのは田坂容疑者の夫だ。「DJ TASAKA」の名前で活躍するテクノDJで、電気ファンの間ではおなじみの人物なのだ。TASAKA氏は1990年代に石野卓球(51)に才能を見いだされ、以後行動をともに。卓球主催のイベントにレギュラーDJとして参加するなど、ファンの間では「電気のサポートメンバー」という位置づけだった。

 妻が逮捕された翌20日、TASAKA氏はツイッターで「I LOVE DENKI GROOVE!」とツイート。薬物ルートについて何らかの事情を知っているとみられるが、神奈川県の自宅は不在だった。

 この展開にショックを隠せないのが電気グルーヴのファンだ。30代男性は「身近な人物がブツの供給先だったのか、と。主従関係でいえば、電気の2人が圧倒的に上ですから、瀧容疑者は安心して薬物を注文していたのだろう」と話す。

 こうなると疑惑の目は卓球にも向けられてくる。音楽関係者は「瀧容疑者の逮捕後も卓球は事件の見解は示していない。週刊誌では電気グルーヴ周辺で以前から違法薬物が蔓延しており『卓球も!?』という報道が相次いでいる」と語る。

 瀧容疑者はすでに“完オチ”しているという。今後も衝撃展開が続きそうな雲行きだ。