20日のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、女子テニスの世界ランキング1位・大坂なおみ(21=日清食品)が元コーチから2億円の賠償金を求めて訴えられた話題を取り上げた。

 2011年ごろ、指導していた元コーチのクリストフ・ジーン氏が、将来的に賞金の20%を受け取る契約を交わしていたとして、大坂と父レオナルド・フランソワさんを訴えた。

 番組ではジーン氏の後任で、12年から約1年間、大坂を指導したパトリック・トーマ氏のコメントを紹介した。

 トーマ氏は「フランソワ氏は将来的に私の世話をしてくれると約束していた。コーチとしての報酬はもらっていない。個人的な時間や毎月およそ50~60万円費やした」と話し、ジーン氏と同様の主張を展開した。

 さらに「訴訟は回避できた。フランソワ氏が話し合いを拒否したから訴訟になった。数百万ドルを手にしたら、今度は私たちを助けもせず、ほんのわずかなお金も払ってくれないのか」とジーン氏の行動に理解を示し、一方で自身の報酬が支払われないことに不満をのぞかせた。

 羽鳥は「ここまでの話を聞いていると『お父さん、大丈夫?』っていう感じがする」とずさんな約束に驚きを隠せず。

「一番心配になるのは、大坂選手のプレーに影響が精神的にあるのかないのか」とシーズン中の大坂を気遣った。