“若大将”こと加山雄三(81)が日本セーリング連盟(JSAF)に設置された「海 その愛基金 海洋環境クリーンプロジェクト推進委員会」の委員長に就任。18日に都内で行われた発足会見に出席した。

 委員会は、海洋を汚染しているゴミ減少に向けた行動を起こすための、きっかけ作りを目的に設置された。加山は寄付して資金を提供したほか、様々な提案をして委員長として積極的に関わっていく。

「私自身は海のことしか知らないような人間。海の汚染が進み、海洋の生態系まで変えてしまったということを肌で感じてきた。一人ひとりの意識改革というか、海に対して『キレイにしていこうや』という気持ち」

 昨年4月、愛船の光進丸が炎上するというショックな出来事があった。この件も一つのきっかけとなり、ますます海をキレイにしなければならないという思いが強くなった。それが今回のプロジェクト発足につながり「遊んでいる場合じゃないよと、天から言われた気がしますね」。

 前日(17日)には同時代を生きた内田裕也さんが死去した。映画「若大将シリーズ」で共演したことがあり「ちょっと休んだら、また戻ってきて(生まれ変わって)ロックやれや」と声をかけた。