ミュージシャンで俳優としても活躍した内田裕也さんが17日午前5時33分、都内で肺炎のため79歳で死去した。18日、所属事務所が発表した。

 内田さんは1939年11月17日、兵庫・西宮市出身。1959年、日劇「ウェスタン・カーニバル」でデビュー以来、日本を代表するロックンローラーとして圧倒的な存在感を示してきた。

 また、映画の脚本やプロデュース、46回にわたる年越しオールナイトイベント「NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL」をプロデュースするなど多方面で活動した。

 私生活では昨年9月に亡くなった女優の樹木希林さん(享年75)との結婚生活がたびたび話題になった。

 所属事務所は「この数年、闘病の日々でした」と報告。

「それでもユーモア、ウイットを忘れず、時には世の中を憂い、怒り、常に自分の出来る事を模索しておりました。多くの友人知人、家族に支えられて、Rock’n’Roll人生を全うすることが出来ました事をここに心よりお礼も申し上げます」と支えてくれた関係者、ファンに感謝の意を表した。
 
 なお、葬儀は近親者のみの家族葬で執り行われ、後日、お別れ会を予定している。