ピエール瀧容疑者コカイン入手「静岡ルート」浮上 怪しい「ぶっ通し7時間プレイ」

2019年03月17日 11時00分

卓球(右)は相方・瀧容疑者の違法行為を知らなかった?

 コカインを摂取したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕されたミュージシャンで俳優のピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)の新事実が明らかになった。当局の調べにコカインや大麻を「20代から使用していた」などと供述。事実ならば、30年近いキャリアを誇る“超ジャンキー”だ。気になるのは入手ルート。有名人だけにSNSなどで安易に購入するとは考えづらく、専属の売人と直接やりとりしていた可能性が高い。そんななか怪しまれているのが、瀧容疑者の地元である“静岡ルート”だというが…。

 とんでもないジャンキーだった。12日に逮捕された瀧容疑者が、コカインなど違法薬物の使用歴について「20代のころからコカインや大麻を使っていた」と供述していることが15日、新たに判明した。

 瀧容疑者は同級生の石野卓球(51)らと1989年に「電気グルーヴ」を結成。91年にメジャーデビューを果たした。音楽関係者によると「電気は日本よりもテクノミュージックの本場・欧州で先に評価された。海外を回ることも増え、その中でコカインや大麻を使用するようになったのだろう。今と違い、昔はその辺りのことは緩かった」と解説する。

 いまでこそ瀧容疑者は俳優業やタレント業に軸足を置いているが、原点はミュージシャン。相方の卓球には同情の声が多く寄せられているが、仮に瀧容疑者の使用歴が30年近い場合、最もそばにいた卓球が何も知らなかったとは考えにくい。今後、説明責任が問われる事態もありそうだ。

 肝心の入手ルートはどこか。コカインは「セレブのドラッグ」と呼ばれ、欧米では広く出回っている。生産国はコロンビアやメキシコなどの中南米がほとんど。それが米国を経由して欧州やアジア圏に流れてくる。

 日本では覚醒剤が浸透しているが、最近は若者を中心にコカインが急激に拡大中。きっかけは2009年に起きた元俳優・押尾学氏(40)の事件だ。合成麻薬MDMAを一緒に使用したホステスの女性が死亡。押尾氏は保護責任者遺棄罪と麻薬取締法違反で有罪判決を受けた。薬物事情に詳しい人物の話。

「それまではMDMAが流行していたが、死に至ることが押尾事件でわかり、客が離れていった。その分、近年はコカインの流通量が増え、値段も安くなってきている」

 今やSNSやネット掲示板で簡単に手に入るようだが、著名人の瀧容疑者が安易に利用するとは考えにくい。当局も使用歴を考慮すると、専属のプッシャー(密売人)がいたとみて捜査を進めている。

 そんななか「怪しい」とウワサされているのが、出身地の静岡ルートだ。瀧容疑者は地元愛が強く、定期的に帰省。00年ごろに市内のクラブで瀧容疑者と一緒になった男性は「サプライズで瀧さんが登場し、ハイテンションでDJしていました。テクノではなく『安全地帯』など、昭和の懐メロを延々とかけていましたね。終わったのは翌日の午前9時すぎ。寝ないで7時間以上プレイしていました」と回想する。

 同容疑者は10年10月に静岡朝日テレビで「ピエール瀧のしょんないTV」をスタート。当初は月イチ放送だったが、13年から週イチとなった。同番組は事件を受け、打ち切りとなった。

「東京の仕事が急増するなかで、ローカル局のレギュラー番組を増やすことに違和感を感じました。よほど静岡愛が強いのか。それとも静岡で何らかの用事があるのか…」といぶかしむのは芸能プロ関係者。

 ちなみに、昨年5月には静岡朝日テレビの男性社員が米国から麻薬の「MDPV」約0・9グラムを密輸入した疑いで、逮捕されている。

「瀧容疑者の交友関係は広いが、人見知りな面もあり、芸能人で常に連絡を取り合う相手は少ない。むしろ、押収した携帯電話には地元の友人の連絡先が多く入っていたそうだ」(テレビ関係者)

 静岡県は広く海に面し、密輸船が往来しやすい。地元関係者によれば「清水区と浜松市に覚醒剤やコカインのマーケットがあると聞いたことがある」という。

 当局は2020年の東京五輪・パラリンピック大会を前に「来日した欧米人がコカインでハイになって暴動を起こしてからでは遅い」という理由から、入手ルートを根絶するつもりだ。瀧容疑者の逮捕もその一環で、今後さらなる大物摘発に向け、動きだしているという。