女優・杉本彩(50)が代表理事を務める公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」は14日、フェイスブックで、福井・高浜町議会の児玉千明議員(30)に議員辞職を求める要望書を送付したことを発表した。

 狩猟免許を持つ児玉議員は息絶えた獲物の前でふざけたポーズで写真を撮ったり、動物の命を冒とくするようなコメントをSNSに掲載した。

 Evaは「猟友会所属で高浜町議会議員がSNSに掲載した写真や文章が、極めて『命を軽視する行為』で不適切であることから、昨日Evaは、同町議会事務局に辞職を求める要望書を送付いたしました」と報告。

「狩猟に係る方々は、里づくりの推進や自然環境の保全活動、そして人の生活を守るために本来真摯に命と向き合っていらっしゃいます。それだけに、今回この町議の倫理観の欠落した写真や文章を並べる投稿は、命を軽視する行為で不適切だと感じております」と児玉議員を痛烈批判した。

 議員としての資質の乏しさを指摘し、「投稿された画像や文章は、あまりにも社会倫理に欠けるため掲載はいたしません」と証拠の拡散も拒否。

「議会には適切なご判断を要望いたします」と早期の辞職を求めた。

 狩猟された動物との不適切な写真を巡っては、ハンティングを容認している一部のアフリカ諸国などでもたびたび問題になり、SNSでの炎上は後を絶たない。