桂きん枝改め小文枝が襲名披露 仲間の手荒い口撃に「大阪はあんなもん」

2019年03月13日 00時01分

襲名披露公演を終えて笑顔の桂小文枝

 落語家・桂きん枝改め小文枝(68)が12日、大阪市のなんばグランド花月で「四代 桂小文枝」襲名披露公演を開催した。

 大トリで登場した小文枝は「師匠もやってはったネタ」という「天神山」をネタにかけ「もう68でございます。あと何年やれるか分かりませんが、一歩一歩、師匠に近づくように精進いたします」とあいさつした。

 師匠の先代小文枝(のちの五代目文枝)の命日に合わせて行われた襲名披露公演には、兄弟弟子の文枝、文珍、坊枝のほか、愛されキャラの小文枝らしく桂ざこば、桂春団治、三遊亭円楽、月亭八方、笑福亭仁智も登場し、襲名に花を添えた。

 口上では、文枝が「9年前に選挙出たり、この人ちょっとアホでして」と2010年の参院選に出馬・落選したことをいじると、ざこばは「師匠の米朝が『ええヤツやな』と言うてました…すんまへん。ウソ言いました」「彼のせがれと私の孫が小学3年生で同じ小学校。いつもウチの孫がどつかれとんです」などと言いたい放題。「四代小文枝」を「三代」と話すなど間違いも連発し、「自分でも何言うとんのか分からん」と苦笑いを浮かべたが「これが脳梗塞いうやつです」と、全て病気のせいにして笑いを誘った。

 公演を終えた小文枝は「何とか無事に終えることができた」と安堵の表情。小文枝の名前については「自分でいうてもおかしい。小骨が挟まった感じで板につかない」と、まだ慣れない様子だが「きん枝という名前で50年。愛着がないと言えばウソになるが、襲名ってそういうもの。前を捨てんことには新しい家は建てられないですから」と語った。

 落語家仲間からの手荒い“口撃”には「大阪はあんなもん。柔らかい方で手加減してくれた」とニッコリ。文枝からいじられた政治家転身には「もう出ません。政治の世界はあれでおしまい。1万%ない」。自民党から大阪市長選候補の打診も「一切ない」と話した。