宮根誠司 30~40代の約半数が貯金50万円の調査結果に「アベノミクスが思うように回っていない」

2019年03月12日 16時40分

衝撃報道を分析した

 日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」は12日、金融会社の調査で30~40代の貯蓄額が約半数で50万円以下となった話題を取り上げた。

「貯金0」も23・1%で、番組の取材でも同様の声が相次いだ。

「50万切ってますね」(37歳男)

「貯金はしてないです」(30代女)

「ゼロです。財布に全部入れています」(30代男)

「ゼロです。収入以上に飲むので」(40代男)

 30~40代はバブル崩壊後、企業が極端に採用を抑えた就職氷河期を経験し、非正規雇用も多い。ただでさえ収入が少ないところにリーマンショックや増税、さまざまな制度改革も重なり、給料は伸び悩んでいる。

 結婚しようにも年収が壁になり、未婚率は増加の一途。子育て世代では共働きが急増し、家事・家庭への負担を減らすため、逆に出費がかさむ悪循環も生まれている。
 
 MCの宮根誠司(55)は「給料を上げて物価を上げて、そしてお金が回るようにして、というところがアベノミクスだった。こうやってみると、非正規雇用の方も多い。なかなかアベノミクスが思うように回っていないように見える」と話し、景気対策が成功していると主張する政府に疑問を突きつけた。

 国は昨今の経済状況を鑑み、投資で貯金を増やすよう呼びかけている。しかし、そこに回す余裕がないのが現状だ。金融や不動産、旅行業界などは貯金に余裕のある50代以上の世代や高齢者をターゲットにした新商品開発を活発化させている。

 元NHKのジャーナリスト・手嶋龍一氏(69)は「明日は良くなるっていう経験がない。ずっと縮んでくる」とリーマンショックなどが企業に与えた影響も指摘した。

 景気改善を実感できず日々の生活で精一杯。当然、将来のことは二の次で、年金未納率も上昇している。そうすると、その負担は次の世代にのしかかる。「年金払わないよっていう人が出てくるのが一番怖い」と宮根は危機感を募らせた。

 一方、宮根は自身の貯金について問われると「ボク、初めて貯金したの、フリーになって退職金もらったそのお金だもん。40で初めて貯金ができた」と告白。

 時代が違うことを示唆しつつ「ボクら就職した時、アナウンサーで貯金なんかするヤツはロクなアナウンサーにならへんって言われましたよ」と振り返った。