大阪府知事選出馬辞退の辰巳琢郎“酒言葉”の意味は?

2019年03月11日 16時30分

辰巳琢郎

 4月7日投開票の大阪府知事・市長のダブル選挙で、自民党から知事選候補として出馬を要請されていた地元出身の俳優・辰巳琢郎(60)は10日、断りを入れた。報道陣へは出馬に色気を見せる場面もあったのだが…。

 この日、自民党が辰巳に出馬オファーを送っていることが判明。東京・世田谷区でのイベントに報道陣が殺到した。「和飲(ワイン)サロン」と題した辰巳とワインを楽しむイベントで、報道陣に対応した辰巳は上機嫌で「最終的には家族会議にかけて、深夜に自民党サイドのお話があった窓口の方にお話しする予定」と話した。

 大阪への思いを問われると「大阪に対する愛は人一倍ある。本当にふるさとだと思っている。大阪に対してどういう立場で仕事ができるのかというのを考えている」と話し、含みを持たせていた。

 さらに午後9時過ぎには出馬可否を待つ報道陣に娘でソプラノ歌手の辰巳真理恵(31)とスタッフが「寒いでしょうからどうぞ」と白ワインとロゼワインを振る舞った。ワイン通の辰巳だけに「何の酒言葉か?」「前祝い?」と気を持たせたが結局、深夜になって辰巳は自民党側に断りを入れ、「あまりにも急だった。短い時間で整理もできなかった。白羽の矢を立ててくれたことは光栄に思う」と話した。

 辰巳は今月20日に放送予定のクイズ番組「東大王」(TBS系)の収録が終わっている。ほかにもレギュラー番組を複数抱えており、出馬となればテレビ局側は“自粛”措置をとるため、今後の仕事に支障をきたしかねない。

 永田町関係者は「辰巳側は出馬オファーにまんざらでもなかったようです。選挙資金や仮に落選した後の面倒を見てくれるのか、という質問があったようだ」と話す。大阪出身で知名度は高い辰巳だが、維新相手で確実に勝算があるワケではない。15年のダブル選にも自民党から出馬打診されたが、断っていた。

 辰巳を口説き落とせなかった自民党は選挙まで1か月を切った中、無党派層にアピールできる大物を擁立できるのか。