せんだみつおが語るデストロイヤーさん〝魔王〟の素顔 普段は「普通のいいオジさん」

2019年03月09日 16時30分

デストロイヤーさんの80歳の誕生日レセプションに駆け付けたせんだみつお(2010年8月)

 覆面プロレスラーとして一世を風靡したザ・デストロイヤー(本名ディック・ベイヤー、享年88)さんの訃報を受け、バラエティー番組「金曜10時!うわさのチャンネル!!」(1973~79年、日本テレビ系)を通して親交を深めたタレントのせんだみつお(71)が8日、番組での秘話を明かした。

 デストロイヤーさんがプロレスファンだけでなく、広くお茶の間から人気を得たのは同番組に出演したのがきっかけ。放送が始まった当時、デストロイヤーさんは40代前半、せんだは20代半ばだった。番組ではせんだをはじめ、多くのタレントに足4の字固めを仕掛けるシーンが笑いを誘った。

 せんだはデストロイヤーさんから掛けられた足4の字固めを「カルチャーショック。経験したことがないほどの痛みで、力道山も苦しむだろうなと思った」と振り返った。

 そのころ、アラサーで駆け出しのタレントだったタモリ(73)も同番組に出演。せんだによれば、タモリも「放送されたか覚えていないが、収録中に足4の字固めを掛けられた」。お笑いBIG3の一角も若かりしころは、洗礼を受けたという。キワモノ芸人だったためイジりやすかったのかもしれない。

 当時、30代でスポーツ実況やバラエティー番組の司会を務めていた元日本テレビアナの徳光和夫(77)も足4の字固めに悶絶した。せんだによれば、「徳さんは『アナウンス部の上司から、もうニュースは読まなくていいから、と言われた』とこぼしていた」。局アナが関節技のエジキになる姿が電波で流れては、お堅い報道番組は務まらないと判断されたのだろう。それでも、同番組での徳光はお茶の間から支持されて、89年にフリーに転じた。

 デストロイヤーさんと「公私ともども仲が良かった」というせんだは「いいオジサン。最高だった」と故人に思いをはせた。トレードマークの覆面に隠された素顔については「普通のオジサン。ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースみたいだった」と笑った。仕事だけでなくプライベートでも親交を持つようになり、「ウチにも遊びに来てくれた。飲んで騒いだこともいっぱいあった」と懐かしんだ。

 また、同番組に出演していた和田アキ子(68)はファクスで追悼コメントを発表。「デスは『うわさのチャンネル』で一緒にがんばった同志みたいな存在です。悪役レスラーだったのに、そのキュートなキャラクターでお茶の間の人気者になり、一時代を築いたことは本当にすごいと思います。ご自宅にも何度もお呼ばれして、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました」としのんだ。

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