カンニング竹山、ダチョウ上島が驚いた山田洋次監督のリアルなこだわり

2019年03月09日 16時30分

山田洋次監督

【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】山田洋次監督作「男はつらいよ」シリーズが、約22年ぶりに製作されるとか。50周年を迎える2019年の年末に50作目として公開予定。主演は故渥美清さんが務めるというが、どうやって出演するのか気になるところだ。

 山田監督は、細かなこだわりを持つ監督として知られている。山田監督の映画に出たことのある松たか子は「何かのシーンでどうしても揃わない小道具があった時、山田監督がじだんだを踏んでいたことです。音が聞こえてきました。それだけ夢中になって、映画のことを考えているんだなあと思いました」と完成披露試写会でコメントしている。

 カンニングの竹山は、最新版「男はつらいよ」に出演する。つい先日、台本読みに行き、終わるやいなや逃げるように帰ろうとすると、「竹山君、監督が呼んでます」とプロデューサーに告げられた。「『俺、そんなにセリフも多くねぇじゃん。これで怒られんの?』って思って。で、監督のところに行ったら『座りなさい。僕は、君がいいなと思ってね。君のユーチューブかなんかを見たのよ』って。ユーチューブの、何を見てるか知らないけど。で、『君しかこの役はできないと思って呼んだんだけど、編集長の気持ちにちゃんとなってほしいんだよね』って。で、『なんでこれは君しかできないかっていうと、この編集長はとにかく気持ちがスケベで、腹が出てて、ブサイクで。そしてハゲてるわけだ。そのハゲ具合が君にちょうどいい。頭のてっぺん、見せてみなさい』って。で、見せて。そしたらメークさんに『これ、もうちょっとどうにかハゲさせられないか?』って。で、俺もムキになって『監督、これ頭を洗ってきたんですけど、洗ってなかったらもっとハゲます』って。『もっとハゲてよ。頼むね』って言われて」と爆笑のやりとりがあったようだ。

 実はこういった山田監督とのほほ笑ましいやりとりは、映画「虹をつかむ男」にホームレスとしてワンシーンの出演をしたダチョウ倶楽部の上島竜兵にもあった。上島が衣装合わせに行った際、ものすごく機嫌が悪かったという。引退した元「360°モンキーズ」の山内崇氏によると「なんか空気が悪いなぁと思ってたら上島さんの衣装合わせの順番になり、スタイリストさんにみすぼらしい服を着させてもらい、監督に見せるとものすごく不機嫌な顔で『この役はもっと汚い、みすぼらしい服がいいんだ!』と言われて、そこから1時間ぐらいスタイリストさんが持ってくる服をいろいろ着てみたが、どうもイメージに合う衣装がないらしく、監督も『いい衣装がないね』と落ち込んでいたらしい」。

 結局、衣装合わせが次回に持ち越しになり、上島が私服に着替えて帰ろうとすると監督がすごい勢いで話しかけてきたという。「『竜ちゃん、竜ちゃん! その服どうしたの?』『いや、これ私服ですけど』『いいねえ、これだよ! この私服が一番イメージに合うよ!』と絶賛され、結局、薄汚い青年の衣装は自分の私服で演じることになってしまった」。さらに、マネジャーに預けていたカバンを受け取り、帰ろうとすると「竜ちゃん、そのカバンいいな。小道具に使おう!」。リアルな上島が巨匠のメガネにかなったのだった。

☆現役放送作家X氏=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳でラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。