女性ピン芸人の友近(45)が、ピン芸日本一を決める「R―1ぐらんぷり2019」決勝戦(3月10日午後7時=フジテレビ系)の審査員を務めることが分かった。制作の関西テレビが27日、発表した。

 初の審査員を務めることになった友近は「最近話題で注目されているポジションなので、すごく慎重にしなきゃいけないなと思っていて、コメントをどうしようか、今から考えてしまう自分がいます」と苦笑い。それでも、打診には喜んで応じたそうで「本番当日に皆さんの笑顔を見て、素直な感想が言えたらいいなと。審査員の立場としては、自分が『面白いな』って思ったものに素直に票を入れたいと思っています」と話した。

 同大会を巡っては、3回戦で敗退したキートン(45)が審査員を痛烈に皮肉り、ネット上でも賛否両論の騒動となった。これを意識してか、視聴者へのメッセージを求められると「初めて見る芸人もいると思うんですけど、ネームバリューとかではなく、素直な目線で見ていただいて、単純に楽しんで見ていただきたいなと思いますね。それと、審査員のことを『なんか変なこと言うたら書き込んでやろう!』みたいな感じで見るのはやめてください」と笑った。

 一方で、自身も過去6度、同大会の決勝に進出しており「『R―1』って、ザコシ(ハリウッドザコシショウ)さんを見ていてもそうですけど、自分のスタイルを貫き通しても、皆さんが共感してくれて笑ったら、やっぱ勝ちなんですよね。変に考えずに、自分が『これで勝負したいんや!』というネタを持ってくるのが、一番いいのかもしれないですね。私自身も決勝に行ったことありますけど、楽しくできれば悔いはないのかなと思います」とアドバイスを送った。

 友近のほかに、桂文枝(75)、関根勤(65)、渡辺正行(63)、久本雅美(60)、陣内智則(45)が審査員を務める。