27日のTBS系「ひるおび!」は路線バスが車いすの乗客を乗車拒否した問題を取り上げた。

 22日に千葉・松戸新京成バスの男性運転手(50)が、乗車を待っていた車いすの男性に「あと30秒で発車するので無理です」と伝え、乗車を拒否した。車いすの乗車には手間と時間がかかるため、遅れを気にしたという。

 同社は26日、公式サイトを通じ「この度の不適切な対応により、ご利用のお客さまに多大なるご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 落語家の立川志らく(55)は「こないだも電車で急病人が出て、女子高生が緊急ボタンを押したら『会社に遅れるから押すなよ!』って怒ったバカなサラリーマンがいる。運転手さんも車いすの人が自分の息子だったら、親だったらって想像したら、絶対乗せてあげる。みんな心が狭く、ゆとりがない」と苦言を呈した。

 八代英輝弁護士(54)は「社会全体に寛容性が必要。自分の時間だけで、人のために時間を使うことにも寛容であるべき」と主張した。