平尾昌晃さん遺産相続問題 報道陣から不満の声が出た“三男側の対応”

2019年02月26日 16時30分

会見した平尾勇気

 2017年7月に亡くなった作曲家の平尾昌晃さん(享年79)の遺産相続をめぐる問題で、三男で歌手の平尾勇気(37)が25日、都内で会見を行った。

 平尾さんの遺産は土地や株式、著作権など60億円以上に上る。勇気はその多くが平尾さんの晩年の妻で、平尾昌晃音楽事務所社長のMさんに流れている点、事務所の使途不明金が2億円以上ある点などを問題視。東京地裁にMさんの「取締役の職務執行停止」を求める仮処分申請を行ったが、14日に却下された。

 これを受け、勇気は16日にブログで記者会見することを表明。すると、勇気の「親代わり」という人物を通じて、Mさん側から和解の申し出があり、一度はまとまりかけたものの、この会見前日の24日朝に交渉決裂の連絡があったという。

 勇気は「Mさん側から和解を持ちかけてきたのに、これですからね。尽力してくれた親代わりの方に申し訳ない」とした上で、Mさんに対し「そういう人なんですよ。汚い!」と吐き捨てた。勇気は26日にも東京高裁に抗告する構えだ。

 とはいえ、現実は厳しい。法曹関係者によれば、抗告が通って地裁の決定が覆る可能性は「かなり低い」。さらに会見では勇気の個人事務所社長・藤野康治氏の発言がたびたび報道陣をイラつかせた。

 もともと出たがりの藤野氏は、勇気の話を遮ってしゃべりだしたり「皆さんでMさんを取材してください」「この話をMさんに伝えてください」と、再三報道陣を“パシリ”扱い。芸能リポーターから「そちらで調べないんですか」と声が上がるほどだった。

 Mさんはマスコミに追われて騒ぎになることを嫌がっている。それを狙って、報道陣をたきつけようとしたのだろうが、藤野氏の露骨な取材指示はいただけない。

「なんかバカらしくなってきた…」

 会見後、現場記者はそう声を揃えていた。