【エンタメ賞】特別芸能賞・ホーキング青山が明かす“たけしに認められたあの日”

2019年02月25日 16時35分

左から義太夫、青山、たけし、タカ

「第28回東京スポーツ映画大賞」と同時に行われた「第19回ビートたけしのエンターテインメント賞」の表彰式(24日、東京・港区のグランドプリンス高輪)に特別芸能賞のホーキング青山(45)が出席した。

 青山は両手両足が使えない、先天性多発性関節拘縮症を患う。障害を逆手に取ったネタで精力的に活動してきたことが評価され、2002年の日本芸能大賞に続く2回目の受賞となった。

 たけしは「ホーキングは、オレと(グレート)義太夫と一緒に何年か前から落語やってるんだけど、最初『古今テー志んショー者』と名付けたら怒られてさ。でも、ちゃんとお金取って、お客を呼んで笑わせるのは大したもの。普通は挫折するだろ。それに(先天性四肢切断の)乙武(洋匡)君が大嫌いだしね」と絶賛した。

 電動車いすで壇上に上がった青山は「ずっと、たけしさんのファンだったので、褒めていただくのは一番うれしい」と大感激。乙武氏やR―1ぐらんぷりで優勝した盲目の漫談家・濱田祐太郎に“毒ガス”を噴射するネタで会場を笑いに包んだ。

 タブーに斬り込み、速射砲のような話芸は、たけしの影響が大きい。

「忘れられないのは15年4月に日本橋で義太夫さんと落語をしたときのことです。たけしさんにあいさつに行ったら『オレも出る』と言ってくださって。それだけでも感激なんですが、見に来ていた私の母親に『オレと似てるんだよね~』と」

 そんな青山は、ある日、たけしからこう言われた。「オレはお前のしゃべりが好きだから、かわいがってんだ。同情してるんじゃないからな」

 障害は関係なく、一人の芸人として認められた証拠だ。