堀ちえみ「ステージ4舌がん」告白のタイミング

2019年02月21日 11時00分

舌がんを公表した堀ちえみ

「私は負けない!」――。歌手でタレントの堀ちえみ(52)が19日、舌がんを患っていることを公表した。すでにステージ4まで進行し、リンパにも転移。同日に入院し、22日に手術に臨む。これまでリウマチをはじめ難病を抱えながら、前向きに克服してきたが、今回はさすがに「このまま治療せずに人生の幕を閉じてもいいのかな」と考えたという。それでも自らを奮い立たせ“がんとの闘い”を決意、公表した裏側にあったものは――。

 この日、堀は「ご報告させていただきます」と題してブログを更新。ファンや関係者に感謝の意を示した後に「大切なご報告があります。私、堀ちえみは口腔癌(左舌扁平上皮癌)と、診断されました。いわゆる舌癌です。ステージは4です」と告白した。

 昨年夏ごろから舌の裏側の口内炎に苦しみ、歯科医を訪れレーザーで焼くなどの治療を続けていたが症状が悪化。1月21日、大学病院で「悪性の舌癌の可能性が高い」との診断を受け、検査入院した。4日に検査結果が出て、舌の生体検査で口腔がんと診断された。がんは左首のリンパにも転移しており「かなり厳しい状況です」と心境をつづった。

 22日に受ける手術では舌の半分以上を切除し、切除した舌には、自身の皮膚の一部を移植する。首のリンパに転移した腫瘍も同時に切除し、12時間以上に及ぶ大手術となるという。

 それでも「先生方を信頼して、身を委ねてお任せしたいと思います。なってしまった事は、いろいろ後悔しても始まらない。ただ前だけを向いて、ポジティブに生きていこうと。私は負けません」と気丈だ。

 堀はこれまでも、初期のリウマチと神経障害性疼痛のため投薬治療中であることや、厚労省の特定疾患に指定されている特発性大腿骨頭壊死症を患っていると明かしている。ここまで難病に襲われ続ければ、心が折れてしまいそうなもの。

 事実、今回のがん宣告には「自分の人生、悔いなし」「このまま治療せずに人生の幕を閉じてもいいのかな」と考えたという。苦しい手術、つらい闘病にリハビリを考えれば、弱気になっても仕方がない。次々と襲ってくる病魔と闘ってきた堀だからこそ「幕を閉じても――」と思ったのだろう。

 だが、そんな気持ちを翻らせたのが、高校1年生の娘のひと言だった。「お母さんは病気ばかりで可哀想な人生だった」と泣きながら言われた。そんな娘の涙を見たとき「主人と子供たち、家族の為に、私はまだ生きなければならない」と、がんと闘うことを決意したのだという。

 堀には5男2女、合わせて7人の子供がいる。これまでも全くブレることなく“家族最優先”のスタイルで仕事をこなしてきた。ある芸能関係者はこう明かす。

「堀さんは東京にお住まいなんですが、あまり泊まりの仕事は入れずに、地方で連日の仕事があっても、一度は家に帰り、翌朝再び駆けつけるというようなスタイルを取っています。ご本人も『趣味は子育て』とおっしゃっているように、話をするとお子さんのことが多いですし…。とにかくお子さんが悲しむような仕事は受けず、子育てや食育に関するトークショーに力を入れてました」

 大切な子供たちのために、このまま死ねない!と力を振り絞った母の心情が、手に取るようにわかる。

 堀が昨年末まで所属し、現在は業務提携の形でバックアップしている松竹芸能関係者は「ブログを見てもらったら分かりますが、すごいポジティブな人で、つらさを表に出さない。仕事に対しても責任感が強く、今回の発表も15日に東海テレビの『スイッチ!』に生出演する予定があったので、このタイミングになりました。大変な病気が判明しましたが、これまでも病気を抱えながら闘ってきた。今回も全てを受け入れて治そうと考えています」と話す。この日は52歳の誕生日だった。

 木曜レギュラーだった関西ローカルの「ちちんぷいぷい」(MBS)は休演に入る。20年間出演してきた堀に、番組ツイッターは「回復をお祈り申し上げます!」とメッセージを発し、ファンも激励を寄せている。

 愛する家族のため、がんに打ち勝ち、ファンの前で笑顔を見せてくれる日を待ちたい。