米アカデミー賞ノミネートの是枝監督 東スポ映画大賞授賞式欠席で平謝り

2019年02月15日 16時30分

是枝裕和監督

 第91回米アカデミー賞授賞式が24日午後5時(日本時間25日午前10時)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで始まる。今回、日本からは細田守監督の「未来のミライ」が長編アニメーション部門に、是枝裕和監督(56)の「万引き家族」が外国語映画賞にノミネート。「万引き家族」が受賞すればカンヌ国際映画祭のパルムドールに続いての快挙となる。

 映画関係者は「外国語映画賞にノミネートされているのは5作品。下馬評では作品賞をはじめ最多10部門でノミネートされている『ROMA/ローマ』が最有力とされています。ただ『万引き家族』も評価が高いんですよ」と語る。実は「ROMA――」と「万引き家族」にはちょっとした“因縁”がある。

「これはネットフリックス作品で劇場公開されていません。カンヌ映画祭に出品を試みましたが、ルールに抵触するのでNGに。そこでパルムドールを取ったのが『万引き家族』です。すると、今度は『ROMA――』が(3大映画祭の)ベネチア映画祭で金獅子賞を受賞しました」(同関係者)

 両作品とも家族がテーマだけに、現地でも話題だという。ある映画ライターは「ここ数年、外国語映画賞にアジア映画が選ばれていません(複数国合作を除く)。それに加え5作品の監督のうち、すでに3人がアカデミー賞受賞者です。是枝監督の可能性もありますよ」と指摘する。

 14日、神奈川・川崎市で行われた「第73回毎日映画コンクール」で、日本映画大賞を受賞した是枝監督は、アカデミー賞について聞かれると「今年は『ROMA――』と感じましたねえ」と複雑な表情だった。

 ちなみに24日は本紙・東スポ映画大賞の授賞式。作品賞を受賞している是枝監督は「ごめんなさい! せっかくたけしさんに選んでいただいたのですが、現地にいて出席できません!」と平謝りだった。ぜひオスカー像を手にして凱旋帰国してほしいものだ。