ジャーナリストの安田純平氏(44)が14日、ツイッターを更新し、拘束中の動画撮影について説明した。

 安田氏はシリアでの拘束中の昨年7月、動画にオレンジ色の服を着て登場し「とても厳しい環境にいます。今すぐ助けてください」と窮状を訴えた。また、銃を持った武装勢力に左右を囲まれた状態で「私の名前はウマルです。韓国人です」と名乗るシーンもあった。

 安田氏は「動画撮影は全て相手の要求する通りにやらなけばらならない。自由に話せるわけがない。全ての内容、日本語であること、その前は英語であったこと、全て相手の要求通り」(原文ママ)と強調。

「奴らがなぜそうしたのかは、こちらで分析はできるが実際のところは奴らしか知らない。ぜひ取材してほしい」と報道陣に真相究明を求めた。

 安田氏は解放後、助けを求めた動画について「彼らが設定したルール」に従ったことを表明。

「ウマル」についてもイスラム教に改宗する必要があったとし、解放に近づくための手段だったと訴えた。