テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は14日、桜田義孝五輪相(69)の不適切発言について取り上げた。

 桜田五輪相は13日、競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)に対する「ガッカリ発言」について「配慮を欠いた。おわびをして撤回をする」と謝罪した。

 女優の高木美保(56)は「言葉の選び方を間違えたのかもしれません」と前置きしつつ、大臣としての資質を疑問視。「政治家は言葉によってちゃんと伝えなければいけない。適性がどうなのかなと言われてもやむを得ない」と話した。

 一方、桜田五輪相は自身の不適切発言について「評価は人にゆだねたい」と受け流した。高木はこれについても「反省力がない。ただの丸投げにしか私には聞こえない。これも適性に欠けている」と断罪。在任期間中、五輪憲章への関心がまるでなかったことも「素人が読んで大切なことは最初の数ページ(だけ)。『読んでない』っていう言い方はあまりにひどい」と切り捨てた。

 また、取材生活30年のテレビ朝日・玉川徹氏は「大臣の資質とかそういう問題じゃない。なぜ不適切発言を連発するか、自分では分からないということ。言葉は政治家にとって命。大臣を辞めろとかそういうレベルじゃなくて、政治家としてこの人、続けていいのか」と手厳しかった。