歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が13日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見を行った。

 海老蔵は12日に白血病を公表した競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)について「何と申しましょうね、本当に分かりませんけど…」と切り出し、「日本を代表する大変優秀な水泳の選手。私も泳いでいる姿をテレビで拝見して、こんなに素晴らしい、強い方がいて頼もしいと思っていた。(白血病の)ニュースを聞いてびっくりした。きっと日本中だけでなく、海外の方々も驚きと悲しみの時間だったと思う」と語った。

 海老蔵の父・市川団十郎さんは2004年に急性前骨髄球性白血病を発症し、2013年に亡くなった。

「父もそういう病気だった。すべての皆さんが彼女の回復を祈っているのでは。彼女の言葉にあるように、治る病気だと思う。治ることを信じて応援したい。何もできないけど。大きなショックだったと思う。あまり軽々しいことは…」と言葉を選びながらコメントした。

 さらに今は亡き団十郎さんについて「父という存在は私の中で大きい」「父は超えられない存在」と遠くを見つめながら語った。