8日に放送されたフジテレビ系「とくダネ!」では、従業員による“迷惑動画”の投稿について特集した。

 ネット上ではすき家やくら寿司、カラオケ店・ビッグエコーのアルバイト店員が、食材を“不適切”に扱う動画が投稿され、炎上。運営社が謝罪に追い込まれるなど、大きな騒動となっている。

 番組では、これらの行為について、街頭で、アルバイトに従事する50人にアンケートを実施。「迷惑動画の投稿」や「有名人の来店を許可なく投稿」するなどの質問に、大半は「やらない」と回答したが、ごくわずかに「やってしまう」という意見もあった。

 VTRを見たMCの小倉智昭(71)は「是とする人もいらっしゃるのね…」と憮然とした表情。「有名人の来店投稿」について俳優の別所哲也(53)も「当然いやですし、そういうことするべきじゃないですよね」とつぶやいた。

“バカッター”(いたずらや非行の様子をツイッターに投稿するバカな行為)従業員の罪の有無については、若狭勝弁護士(62)の見解は「偽計業務妨害罪」に問われる可能性を指摘した。そして炎上した「すき家」「くら寿司」「ビッグエコー」についてもそれぞれ刑事責任に問われる可能性を主張。民事責任で賠償請求の可能性も示唆し、お店の信用低下によって各案件で100万~200万円の請求が可能と指摘した。

 さらに、動画がきっかけによる売り上げ減少を立証できれば、減った分の売り上げも賠償可能ではないかとの見解を示した。

 最後に別所が「これは悪ふざけの域を超えているので、きちっとどういう形でも制裁があるんだということを社会的なものにしていくべきだと思います」と締めくくった。