高須クリニックの高須克弥院長(74)が7日、漫画家の西原理恵子氏(54)を伴い、東京・江東区越中島の東京スポーツ新聞社を電撃訪問した。

 突然、編集局に姿を見せた高須院長は騒然とする記者をよそに「勝手にやってきました」と笑顔。取り出した名刺を配りつつ、次々にあいさつをかわした。

「ツイッターでつぶやいたら瞬間的に東スポWebに上がって、それからヤフーニュース。秒速で上がるじゃない。ボク、いつもウェブしか見ないんですよ。翌朝、朝刊で来た時は全部手遅れなんです。全部知ってる。テレビもとっくに知ってることやってて。東スポだけはつぶやいて秒速ですもんね。いっぺん、表敬訪問に行こうじゃないかってすぐ電話かけた」と訪問の理由を語った。

 サプライズを思いついたのは直前といい、西原氏は「タクシーで来ました。編集部ってウィキペディアで調べたら住所が出て入り口で電話かけたら、そのままスーッと上がって」と説明した。

 高須院長は、西原氏がかつて生放送中に“禁断の3文字”を発して番組を降板になったことを伝えた本紙の記事を「あれはお気に入りだった」と振り返り、サポートする体操女子の宮川紗江(19)の近況も報告。

 多忙な中、社員と交流を温めると、全身がんで格闘中の身とは思えない足取りで「なかなか死なないからみんな『死ぬ死ぬサギだ』って言う」と話し、嵐のように去って行った。