高視聴率とった東野幸治の日テレ番組「今春終了」の謎

2019年02月07日 11時00分

東野幸治

 お笑い芸人の東野幸治(51)がMCを務める日本テレビ系バラエティー番組「1周回って知らない話」(水曜午後7時)が、今春の番組改編で終了することが分かった。昨年10月に放送された2時間スペシャルでは番組最高の視聴率15・2%をマークしたにもかかわらず、そこから半年で打ち切り。高視聴率も出したのになぜ、日テレは“クビ”を切ったのか――。

「1周――」は、当たり前すぎて今さら誰も説明してくれない疑問を取り上げ、関係する張本人にぶつける番組で、2016年9月にスタート。

 東野がMCで、フリーアナウンサーの川田裕美(35)がアシスタント、タレントの岡田結実(18)がレギュラーを務めている。3年目を迎えた昨年10月の2時間スペシャルで、番組最高の15・2%をマークした。

 しかし、それから半年もたたずに今春での終了が決まる憂き目に遭う。後継は、「チュートリアル」徳井義実(43)らがMCを担当した単発特番「衝撃のアノ人に会ってみた!」が昇格するという。結果を残したのに、不可解な打ち切りだ。

「『1周――』の2時間スペシャルは好評だったが、実はレギュラー枠の視聴率は毎回、シングル強(8%前後)でゴールデンタイムには物足りないと陰口を叩かれていた。だから終了はやむを得ないかもしれない」と日テレ関係者は理解を示す。

 2時間スペシャルが好評だった要因は、本紙で昨報した“新視聴率の女王”と称されるバイオリニストでタレントの高嶋ちさ子の密着を放送し、たまたま当たった“ラッキーパンチ”だった――というのが局内の評価だ。

 一方、この改編には日テレの焦りが見て取れると指摘する他局のテレビマンは少なくない。

 日テレは昨年の年間視聴率で全日(午前6時~午前0時)、プライム(午後7時~午後11時)、ゴールデン(午後7時~午後10時)を制し、5年連続の3冠を達成したが、決して楽勝ではなかった。2位のテレビ朝日に猛追され、何とか逃げ切ったのが実情だ。

 個別に見ると、例えば昨年10月にNHK出身のフリーアナウンサー有働由美子を担ぎ出してリニューアルした報道番組「news zero」が振るわない。同11月には、看板のバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」にヤラセ疑惑が浮上(同局は否定)し、人気に陰りが見え始めた。

「日テレの上層部は昨年末、このままでは“今年(18年)の年間3冠が危うい”と顔面蒼白だったと聞く。打ち切りはその時期に内定したのだが『どの番組かテコ入れしないといけない』と焦って『1周――』をチョイスし、終了を決めたのでは?と指摘されている。『アノ人』がコケたら、“自爆”と笑われかねない」(制作会社スタッフ)

 王者に余裕がなくなってきている。

 (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)