吉田沙保里さん リオ五輪の敗戦振り返り「悔しい! もう1回戦いたい!」

2019年02月05日 19時00分

左から小杉竜一、武井壮、吉田沙保里氏、前園真聖氏

 レスリング女子で五輪3連覇を達成し、先月10日に引退会見を行った吉田沙保里さん(36)がこのほど、毎日放送(MBS)のスポーツ番組「戦え!スポーツ内閣」(6日午後11時56分=関西ローカル)の収録に参加した。

 圧倒的な強さから“霊長類最強の女”と呼ばれた吉田さんは、33年間のレスリング人生で思い出に残る試合として、4連覇を狙った2016年リオデジャネイロ五輪決勝での敗戦を挙げた。

 当時の試合をVTRで振り返った吉田さんは、相手のヘレン・マルーリス(27=米国)が、万全のタックル対策をしていたと説明。第1ピリオド終了時点で1―0とリードしながらも、インターバルの際、セコンドの栄和人氏に「(マルーリスは)強いです」と伝えていたという。その後の一進一退の攻防も事細かに解説していた吉田さんだったが、当時の記憶がよみがえったか突然、「悔しい! もう1回戦いたい!」と叫んだ。

 一方で、この試合によって「表彰台の2番目のところに立ったとき、『負けた人ってこういう気持ちだったんだな』と感じた」と人生で一番成長できたといい、「優勝したときは、相手の気持ちなど考えず自分のうれしい気持ちだけで終わっていた。リオでの経験は、レスリングと人生の幅を広げてくれたと思う」としみじみ語った。