映画専門誌「キネマ旬報」が4日、「2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン」を発表した。

 日本映画の1位は是枝裕和監督(56)の「万引き家族」。外国映画部門のトップには「スリー・ビルボード」が選ばれた。

 主演女優賞は安藤サクラ(32)が3度目の受賞。主演男優賞を柄本佑(32)が受賞したことで、初めて夫婦で主演賞に輝いた。

 安藤は「すごくうれしかったですが、受賞の知らせを聞いた瞬間はどこか他人事のような感じでした。でも、主演男優賞が柄本佑さんですと聞いたときには、飛び上がって喜びました」とコメントした。

 一方、柄本は「今のところ、日々の仕事で手一杯で“実感はない”というのが正直な気持ちですが、各作品の関係者の皆さん、それから友人や家族が喜んでくれているのが嬉しいです。自分としても、だんだんと重みを感じてゆくのかもしれません」と語った。