“土下座騒動”乗り越えた鳳恵弥「代表作ことで全国公演、朝ドラ目指したい」

2019年01月31日 22時33分

主演の鳳恵弥

 2017年9月に女優・鈴木砂羽(46)と舞台の演出などをめぐって対立し“土下座強要降板騒動”を起こした2002年準ミスインターナショナル日本代表の女優・鳳恵弥(38)、声優・IKKAN(47)らが31日、都内で行われた舞台「こと〜築地寿司物語〜完全版」(3月7〜10日、築地ブディストホール)の製作発表会見に出席した。

 物語は老舗・玉寿司の2代目で、日本初の“女板前”となった中野里ことさん(=鳳)の奮闘を描く。ことさんの生きざまは今月13日放送の「NHKスペシャル 東京ミラクル」で取り上げられた。佐藤健(29)が出演し、玉寿司のホームページがパンクするほどの注目を集めた。

 鳳は「役者生活20周年を迎える中で、3年にわたる『こと』は代表作になった。運命にあらがって時代を切り開いた女性の魂をまとって、力強い舞台を見せたい。必ずや平成の次の新しい時代に伝えられる作品にする。そして明治座、全国公演、朝ドラまでを目指したい」と意気込んだ。

 一方、劇団を主宰し、声優学校の講師を務めるなど経験豊富なIKKANは、時代物の役作りにあたっては古本屋に通い、資料を集めて徹底的に時代考証を行うことで知られる。IKKANは「玉寿司の職人さんにすしの握り方を習い、資料から当時の情景を思い浮かべた」と、リアルな演技を追求している。

 そのIKKANは「鳳さんは初演のころから3年を経て、だんだんと強くなってきた。最初のころは子供のようだったが“大きな事件”を力強く乗り越えた。あんな事件があったら引退してもおかしくないのに、まるでことさんが乗り移ったようにたくましくなった」と鳳の成長を絶賛した。

 また、前作は医者役だった渡辺は今回、念願かなって板前(3代目の中野里孝正会長)を演じる。昨年はBSテレ東の「江戸前の旬」で、やはり板前役を演じ、すしづいていた。

「去年の夏からはクラブを握らずにすしばかり握っていた。ネタさえあれば握れるよ。来年は東京五輪があるので、ぜひ再演して海外の人にも見てもらいたい」と抱負を語った。売れっ子の渡辺はこのところ出演ラッシュで1年に10本の映画に出演。ドラマ、舞台、旅番組と忙しく、この日も終了後すぐにテレビロケに向かった。


 会見にはロンハーでおなじみ信江勇(30)、2003年ミスユニバース日本代表の宮崎京(40)、元「猿岩石」森脇和成(44)、俳優・上杉潤(28)、女優・Ayanoらも出席した。玉寿司の築地3店では、舞台を記念して特別メニュー「栄蔵にぎり」と「こと御前」を提供する。