最初で最後の?岡山公演実現なるか――。タレントのブルゾンちえみ(28)、岡山県の伊原木隆太知事(52)らが30日、都内で行われた同県のPRウェブ動画「となりの岡山田くん」のイベントに登場した。

 岡山県は昨年7月、西日本豪雨に見舞われ、大きな被害を受けた。この動画では、実際の復興を題材にして地元の高校生が奮闘する姿を描いており、同県出身のブルゾンも出演。俳優・前野朋哉(33)が監督を務めた。

 西日本豪雨直後には、アイドルグループ「嵐」の二宮和也が岡山に行き、復興の義援金5000万円の目録を伊原木知事に手渡した。

 伊原木知事は改めて謝意を述べつつ、嵐が2020年いっぱいでの活動休止を電撃発表したことに「ビックリした。なんで今?と」と驚いたという。そのうえで「何かご一緒できる機会があれば。その思いがあることを伝えたい」と口にした。

 この思いに嵐が応えないはずはないだろう。具体的には、同地でのコンサート開催が予想されている。

「西日本豪雨で被害が甚大だった広島、岡山、愛媛のうち、岡山だけ嵐はこれまでコンサートを行っていない。地元の人を喜ばすには、やはりコンサートになるだろう。岡山では岡山市民会館が、アーティストが公演する主要会場になっていて、そこが有力では!?」(レコード会社関係者)

 嵐はアーティスト史上最多となる7年連続のドームツアー開催記録を持つほど、ドーム公演に力を入れているが、その一方で地方はそれほど回れていないのが現状だ。

 岡山市民会館は収容1700席で国民的グループの公演のハコとしてはかなり手狭だが、被災地への思いが強い嵐なら、ひと肌脱ぐかもしれない?