鳩山由紀夫元首相(71)が31日、ツイッターを更新し、厚生労働省の統計不正問題に言及した。

 この問題では、経済指標がデマだった可能性が指摘され、アベノミクスの成果を盛んに強調してきた安倍政権を野党が徹底追及している。

 さらに野党は30日、厚労省がプラスとした2018年の実質賃金の伸び率が、ほとんどでマイナスになるとの試算を示した。

 鳩山氏は「役所は誰のために仕事をしているのか。安倍総理に媚びるために、統計の基準を変え実質賃金の大幅マイナスを見えなくした」と、官邸主導の政治に忖度しまくる役人を批判。

「安倍首相は賃金上昇を盛んに喧伝し、アベノミクスが功を奏していると自慢した。それは詭弁であることが判明した。国民の実感とかけ離れた政治と行政をこのまま許してはならない」と、アベノミクスの実態はウソでできた砂上の楼閣と語気を強めた。