若手芸人10組で争う漫才コンテスト「ビートたけし杯 漫才日本一」が28日、東京・浅草の「東洋館」で開かれ、「マッハスピード豪速球」(坂巻裕哉=36、ガン太=34)が優勝した。

 マッハスピード豪速球は、現在は事務所に所属せずフリーとして活動しているが、昨年5月まではオフィス北野に所属していた。オフィス北野といえば、ビートたけし(72)が創設し、トップに君臨し続けたが、昨年3月をもって独立した。

 それだけに2人は喜びもひとしお。ガン太が「たけしさんにネタを見てもらいたいと思っていた」と言えば、坂巻も「たけしさんがオフィス北野を辞められたので、もう見てもらえる機会はないと思っていたが、こういう形で再会して優勝できた。本当にうれしいです」と大喜びだった。

 さらに優勝者の発表直後、たけしは「優勝したから、今年の東京スポーツ映画大賞に呼ぶ」とサプライズで発表。映画大賞と同時開催の「ビートたけしのエンターテインメント大賞」の演芸新人賞に、マッハスピード豪速球を選出すると発表した。

 なお、29日発行の東スポ本紙では、マッハスピード豪速球を含む受賞者を発表する予定となっている。