歌手の杉本和也(37)が28日、都内で新曲「東京の男が好きなんか」(30日発売)の発表会を行った。

 新曲は「別れても好きな人」などで知られ、2010年に死亡したシルヴィアさん(享年52)のカバー曲。しかし、昨年5月に曲を聞くまで杉本自身は知らなかったという。それもそのはず、07年の発売後、ほどなくしてシルヴィアさん自身が病に倒れたため、世に広く知られることがなかったからだ。

 12年の時を経てカバーすることになった杉本は「12年越しに杉本和也のもとに、この歌が巡ってきたのは何かの縁だと思っている」。これまでアップテンポな曲が多く「そろそろバラードが欲しいなあと思っていたところに、よくきてくれた」とカバーすることを二つ返事で快諾したという。

「いろんな場所のカラオケで歌われてる未来が見える!」と手応えも十分。シルヴィアさんが世に広めることができなかった曲を、自らの声で日本中に響き渡らせるつもりだ。