ピコ太郎の“プロデューサー”として知られる芸人・古坂大魔王(45)が25日、文部科学省で、柴山昌彦大臣から「クロス・カルチュラル・コミュニケーション(CCC)大使」を委嘱された。

 CCC大使とは、多文化コミュニケーションを普及・広報する大使で、海外留学や日本文化の発信などを行う。こういう役はピコ太郎に任されることが多かったが、この日は古坂いわく「貝殻を閉じるバイト」で忙しいことに加え、昨年パパになった古坂が教育などに興味を持っていることから大役が回ってきた。

 ピコ太郎とともに世界を回ってきた古坂は「『日本は(世界から)意外に求められているんだな』と感じました。せっかくだったら世界に行きませんか。ピコ太郎で(世界の人気者に)なれるんだったら、みんなもっとなれるでしょうと思っています。まずは自信を持って(海外に)行ってみる、やってみる、出してみる、Just do itが大事かなと思いました」と自身の経験を踏まえ、勇気を持って海外に飛び出すことの重要さを訴えた。

 古坂はピコ太郎のトレードマークとなっているパイソン柄のストールを柴山大臣にプレゼント。受け取った大臣は「すごく汗の…」と使い込んだストールのにおいを感じつつも喜び、一緒にPPAPポーズを取っていた。

 古坂によれば、大臣にプレゼントしたことにより、手元にあるストールは1本となってしまった。このストールは大手アパレル店で買ったもので、現在は販売中止となっている。古坂に近い関係者は「残った1本を何度も洗濯して使うしかない。破れたら特注で作るしかないんですかねえ」と頭を抱えるばかり。特注したとしても、まったく同じ質感のものができるかは分からない。パイソン柄のストールなしではピコ太郎と言えないだけに、今後の対応に苦慮しそうだ。