二刀流で飛躍する! ボーカル&ダンスグループ「民謡ガールズ」のゆとり(14)が24日、女子プロレス団体「アクトレスガールズ」の東京・新木場大会で念願のプロレスデビューを果たした。

 民謡を習っているメンバー、ダンスを得意とするメンバーの合計11人で構成される民謡ガールズ。ゆとりは後楽園ホールのプロレスのリングでパフォーマンスをしたのがきっかけで、プロレス好きになった。「悪役レスラーになりたい!」という夢を持つようになり、今回それがかなった。

 対戦相手は同団体所属の本間多恵で、10分間のシングルマッチ。ゆとりが鎌固めを決める場面もあったが、体格差もあり、最後はボディースラムから片エビ固めで押さえ込まれ、3カウント。敗れたゆとりは「まだまだ練習が足りないな」とつぶやき「今回はいろんな方のおかげでリングに上がらせていただいたけれど、まだまだ自分を出せてない」と悔しさをにじませた。

 それでも「悪役レスラーになれるように、民謡ガールズと一緒に頑張っていきたい」と“二刀流”を宣言。本間も「かわいい顔しているけど、ヒールになりたいというだけあって、リングに上がると人をイラッ!とさせる目つきをする」と絶賛した。

 民謡ガールズの活動とプロレスは、なかなかつながりにくそうだが…。

「最近はカラオケ番組にも呼ばれるようになり、歌での評価も高まっている。その土台があるから民謡ガールズを知らない人が多いプロレス会場でゆとりが活躍できれば、グループの知名度も上がるから悪くはない。当分は見守りたい」とはグループに近い関係者。

 ファンも徐々に増えている民謡ガールズ。ゆとりの活躍が、今後の起爆剤となるか。