男性歌謡グループ「純烈」が24日、東京都内の明治座で行われた「50周年記念 前川清特別公演」に出演。元メンバーの友井雄亮(38)が芸能界引退を表明してから、残った4人がファンの前に出るのはこれが初めての場となり、メンバーはファンに感謝しながら再スタートを切った。

 公演は演劇と歌唱ステージの2部構成で、ステージに純烈の4人が登場すると、座長の前川は、人数が足らないのではといったしぐさをみせた。これに白川裕二郎(42)が「数を確認されてるようですが…」と話すと、前川は「もう一人、出てくるんじゃないかと思って…」とイジり、観客を笑わせた。歌唱ステージでもリーダーの酒井一圭(43)は「ワイドショーでおなじみの純烈です」と自虐ネタで自己紹介して爆笑を誘った。

 今回、稽古のときから前川に助けられたという純烈メンバー。酒井は「楽しくイジって、暗くなっちゃいけないな。もっと明るくいこうよと、温かく支えてくださった」と感謝の言葉を並べた。もともと酒井の夢の中に前川が出てきたことがきっかけで純烈を結成したというが、「今回、紅白に出て、花を添えるつもりだったんですが、逆に純烈の命を救っていただいたのが前川さん。ありがたい」と大先輩へ頭を下げた。