日本テレビ系ドラマ「人生が楽しくなる幸せの法則」で“ブス役”の主演・夏菜(29)と高橋メアリージュン(31)、そして原作エッセー「ちょうどいいブスのススメ」を書いたお笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイ(36)が24日、都内ロケ現場で取材会を開き、ブス談議に花を咲かせた。

 夏菜は「自己表現下手くそブス」役で、主演はNHK連続テレビ小説「純と愛」(2012~13年)以来。当時はネット住民から「ブス」と言われたそう。

「なんか『そんなかわいくもねぇクセに、朝からうるせぇんだよ』みたいな。結構っていうか、かなりショックでした。今はたまに(エゴサーチを)しても『はいはい』って言ってられるんですけど、そのときは(スルー)できない子だったので」。昔とは「比べものにならない」くらい、今は心も強くなったという。

 高橋は「融通きかないブス」役。聞けば「すごく自分と共通点がある」そうで、本人から意外な告白が飛び出した。「現在31歳で独身なんですけど、結構まぁ男性からのお誘いも全然なく、ホントにある夜なんて、寂しくて『モテな~い、モテな~い!』って泣いたんですよ、生まれて初めて」

 だがモテない理由が分からない。そんな高橋らに、劇中では山崎演じる「ちょうどいいブスの神様」が“ブスでもモテるヒント”をくれる。「だから私自身も一緒に学んで、実際プライベートにも生かしたいなという気持ち」だという。

 ドラマタイトルは当初、原作と同じでいくはずが、「ブス」というワードに抗議があったため、スタート直前で替えられた。山崎いわく、街中で「あの、何かのブスの人ですよね?」「何のブスの人でしたっけ?」と声を掛けられることはあっても、エッセータイトルへの批判はなかった。「だからやっぱ、これからの時代、いろいろ媒体によって反響って違うんだな~っていうのは改めてですけど、勉強にはなりましたね」

 山崎は「“それは美人だからできることだよ~”っていうハウツー本って、世の中にたくさんあると思うんですけど、このドラマは誰が見ても“あ、これだったらできそう”って思うことが多分たくさん入ってると思うんで、それを1個、するキッカケになってもらえたら」とドラマの制作意図を代弁した。