お笑いコンビ「インパルス」堤下敦(41)らが20日、都内で行われた吉本興業の「住みます芸人」関東エリア就任会見に登場した。

 吉本は2011年から47都道府県に芸人を移住させて「住みます芸人」と称し、イベントを行う企画を展開している。

 堤下は17年に2度、自動車事故を起こして謹慎していたが昨年10月、活動の再開を発表。出身地神奈川県の「住みます芸人」に就くことも報告されていた。

 相方・板倉俊之(40)とは不仲説が流れ、コンビの解散はたびたび指摘される。車の事故を連発した当時はなおさらだった。

 堤下は解散について「全くありません」と改めてキッパリ。車の事故を起こしただけに会見場への移動手段も聞かれたが、「電車」と頭をかいた。報道陣とのやりとりでは電車移動の話がネタになり始めており、「いっつもやっている定型」と苦笑いしつつ、ちょっぴりうれしそうだった。

 とはいえ、取り巻く環境は厳しい。一時のピークに比べると、事故前から表舞台への露出は激減しており、2度の車事故でイメージは悪化。復帰してもバラエティー番組の出演増は望めそうにないのが現状だ。

「住みます芸人に選ばれるのは基本的に駆け出し芸人。本来であれば、芸歴20年超の堤下が受ける類いの仕事ではない」(テレビ局関係者)

 この日の会見では埼玉県など3県で7組の住みます芸人の就任が明かされたが、いずれも全国的には無名の芸人ばかり。その中にまぎれるのが現在の堤下のポジションというわけだ。

「バラエティー番組でブレークした後、今から10年ほど前にはモデルの土岐田麗子と交際して名を上げ、生き生きとしていた。それが最近はグッと老け込んだ感がある」(前同)。汚名返上なるか。