タイトルどおり、オカルトネタを扱った映画「緊急検証! THE MOVIE ネッシーVSノストラダムスVSユリ・ゲラー」(全国公開中、東北新社配給/ファミリー劇場提供)で、観客に配布されたスプーンが曲がる現象が続出しているという。懐かしきスプーン曲げが現代によみがえった!

 同映画には1970年代に「スプーン曲げ」で話題を呼んだユリ・ゲラー氏が出演しているということで、劇場への入場時にはオリジナルスプーンが配布される。劇中でゲラー氏が念を送るシーンもある。つまり、パワーを受けながら、映画を見つつ、スプーンを曲げるという変わった趣向も楽しめる。そこで、映画終了後、観客から「スプーンが曲がった」とファミリー劇場や出演者のSNSに報告が続々とあがっている。

 同映画のプロデューサー・小柳大侍氏は「かなりの確率でスプーンの曲がったお客さんが現れているため驚いています。まさにオカルト。ちなみに僕らスタッフは誰一人、1ミリたりとも曲がっていません」と話した。

 実際、SNSにアップされた画像を見ると腕力で曲げた?と思えるものもあるが、腕力では不可能そうなグニャグニャなものもある。

 映画に出演したオカルト研究家の山口敏太郎氏は「日本中で映画を見てる最中に無意識でスプーンを曲げてしまう観客が次々と出ています。これはある種のシンクロ現象です。この現象は、昭和時代にユリ・ゲラーがテレビの生放送で視聴者に呼びかけたところ、多くの視聴者がスプーン曲げに成功した事例を思い出しますね」と語る。

 劇中にはゲラー氏の他にも、当時の超能力ブームをけん引したかつての“超能力少年”清田益章氏と秋山眞人氏、さらに山口氏が発掘した“現代の超能力少年”井戸晴也くんも出演している。井戸くんについては昨年、本紙で“UFO少年”として報じていた。

 山口氏は「人間というのは共鳴したり、シンクロしたりする動物ですが、多くの超能力者が出演し、その超能力者たちのパワーが観客に不思議な現象を起こしているのかもしれません。平成が終わる今、時代の転換期です。潜在的に超能力が眠っている人々がこの映画により覚醒しているのかもしれません。超能力者気分を味わうのも、なかなか楽しいエンターテインメントではないでしょうか」と指摘している。