【第61回ブルーリボン賞・監督賞】白石和彌監督の「止められるか、俺たちを」は、師匠である故若松孝二監督が設立したプロダクションが舞台だ。「僕にとっての青春映画。思い入れも強かった。自分で企画したものなのでプレッシャーもありました。若松監督はピンク映画からでも日本を変えられると信じ、その思いを作品にぶつけていた」

 師から受け継いだ映画魂は次の世代へ…。「今は若い監督が育ちにくい環境なので、育てることもやっていかなければいけないのかなと思っています」と熱く語った。