17日放送のフジテレビ系「とくダネ!」は冒頭から9分間、番組コメンテーターを務める社会学者の古市憲寿氏(34)の芥川賞落選を報じた。

 芥川賞、直木賞は16日に決定。古市氏の小説は芥川賞にノミネートされていたため番組は受賞の瞬間を放送しようと、古市氏に密着してカメラを回していたが、かかってきた電話は落選を知らせるものだった。

 古市氏はノミネートされてからの1か月を「なんかアイドルになった気分だった」と振り返り、悔しさを吐露。今後については「本当は1回目で取れるのが良かったかもしれないけど、また書くテーマがあったら書けたらいい」と語った。

 MCの小倉智昭(71)は寝不足のまま番組に生出演した古市氏を「これ、『とくダネ』のせいだったかも分からないよ。落選は」とフォロー。

「あんまり期待してもかわいそうだし、彼は本業は何なのかなって思った時に別に取らなくてもいいと思っちゃう」となぐさめた。

 その後、残念会を開くことを約束し、横綱稀勢の里(32)の引退を特集した。