16日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、自衛隊哨戒機へのレーダー照射を巡り、韓国が「無礼な要求」と日本を批判した問題を取り上げた。

 この発言は15日に行われた日韓実務者協議で韓国国防省の崔賢洙報道官の口から飛び出した。

 問題解決の糸口を探るどころか後退しかねない状況となり、羽鳥アナは「ちょっとダメですね、この問題はね」と憂慮。

 文在寅大統領(65)の強硬姿勢を韓国世論の約8割が支持しており「事実解明しようというよりも、日本に対する姿勢のほうが大事。全く歩み寄らないですね」と険しい表情を浮かべた。

 一方、取材生活30年のテレビ朝日解説委員・玉川徹氏は「同じような世論調査をやったら、日本でも同じぐらいの結果出ますよ。8割ぐらいが強硬にしろという話になる。そういうふうになっちゃってる」と指摘。

「トランプ大統領がNATOから脱退するっていう話をずいぶんしてたっていうのが、昨日ニュースになっていた。とにかくアメリカは世界から引こう、引こうとしている。本当に極東から引いた時には何が起こるのか、いつも心配している。今の韓国、北朝鮮、中国っていうことの日本への対応と、それに対する日本の対応を見ていたら、どうなるかって火を見るより明らかですよ。だから、これ、いい話ではないんですよ」と極東地域における日本の孤立化に懸念を示した。