お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦(41)が15日、神奈川・綾瀬市役所で行われた主演映画「ルーツ」の制作発表会見に出席した。

 同作は綾瀬市を舞台に、海外からやってきた人との交流を描く地方発信型の映画。30分ほどの短編で、4月の沖縄国際映画祭に出品される。

 堤下は一昨年6月に自損、同年10月に人身事故と2度の交通事故を起こし無期限の謹慎処分を受けた。同県横浜市出身ということもあり、同県を拠点とする“住みます芸人”として、昨年10月23日に活動を再開した。

 約1年の謹慎期間を振り返り「正直、1か月半ほどしか記憶がない」と言い、「反省する1年間を過ごした。今は横浜の実家にいる。いろんな人と話をして、やっぱり神奈川っていい町だなと思った」と語った。

 古塩政由市長(67)は「5年前から、映画ロケの誘致をしている。綾瀬を舞台にした作品が欲しいと思っており、(誘致の)実績が評価されて声がかかった。願ってもないこと。これを機会に綾瀬市を大きく飛躍させたい」と意気込んだ。

 謹慎明け後、会見に登場するのは今回が初めての堤下は「現場に戻って、久々に明るいフラッシュを浴びた」と言い、額の汗を拭った。

 今後の目標を聞かれると「売れることです!」と力を込めた。