大ヒット映画「ボヘミアン・ラプソディ」で伝説のロックバンド、クイーンの故フレディ・マーキュリー役を演じたラミ・マレック(37)が米ABCのテレビ番組に出演し、今週話題になった米ゴールデン・グローブ賞授賞式での「恥ずかしすぎるハプニング」を振り返った。

 ラミは6日夜(日本時間7日午前)の授賞式で主演男優賞に輝き、「ボヘミアン・ラプソディ」も同賞のハイライトである作品賞を受賞。プロデューサーらに続いてラミも壇上に上がり、関係者を祝福するプレゼンター役の女優ニコール・キッドマン(51)と握手をしようと手を差し出した。

 ところがその瞬間、あろうことかニコールはラミに気づかず、くるっと背を向けてスルーしてしまったのだ。

 ポカンとした表情のラミは出したままの両手を合わせてもみ手をし、気まずそうにニコールの背中をそっとタッチした。その様子は全米生放送され「長身のニコールはラミに気づいてなかったみたい」「絶妙のタイミングでスルーされた」「恥ずかしすぎてラミに同情するわ」など、多くのコメントがSNSで飛び交った。

 そのラミが8日深夜の米人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演。司会者のジミーは「あなたに見せたいものがある」と前置きし、問題の場面をとらえたVTRを流すとスタジオの観客は大爆笑。ラミは恥ずかしそうに「初めて見た…」と言って手で顔を覆った。

「彼女とは長年のつき合いなんだ。あのVTRを見れば分かると思うけど」と苦笑い。「だから気軽に歩み寄ったんだけど…。恥ずかしいよ。きっとインターネットでネタにされるんだよね」と少しヘコんだ様子。

「でも大丈夫。あの後、(ニコールの夫の)キースはすごく祝ってくれたから」と気を取り直した。キースはニコールと同じオーストラリア出身のカントリー歌手キース・アーバン(51)。ラミはキースがクイーンの大ファンであることも明かした。