【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】大ブレーク中の出川哲朗。かつては“抱かれたくないタレント”と言われたが、現在は好感度が高まってきていて、長年の盟友たちもざわつきはじめている。

 ナインティナインの岡村隆史は「売れっ子になってしまいまして。まさかのCM、14本ですよ」と驚いていた。「昔はご飯を食べに行ったら、最後に『お会計です』って出てきたら1回見て、スーッて僕の方に渡してたんです。いまや『いや、俺が払うよ』みたいな。それはもう、14本ですもの」と、その変わりっぷりを明かした。

 リアクション界の巨匠として出川と並び称される「ダチョウ倶楽部」上島竜兵は「あいつが何をやっても、笑いとっても、何をしても本当にうらやましいと思ったことがないのよ、ヤキモチとか」という。だが「シャンプーのおしゃれなCM…、白いスーツ着て。あれ見た時は『これ、お前がやる?』って思った。ザリガニで鼻を挟むとか、そんなんだったらいいけど、アイツが人の奥さんの髪をなでてさ、『本当だ、へぇ、こんなきれいになるの?』って。小ぎれいな格好してさ。そこは悔しかった」と、実は心中穏やかではないようだ。

 そんな出川だが、昨今のブレークでさまざまな制約が生じてしまった。

 岡村は「もう出川さんもね、すっかり人気者にはなられたんですけど。その分、ちょっとね、大々的に(エッチな)エステの方も行きづらいという。こんなに頑張ってる出川哲朗に、ちょっとでも昔のムラムラした気持ちとか、潤いとか、そういうのを味わっていただきたいな、というふうに思ってます」。

 有吉弘行もこう語る。

「上島さんも出川さんも、CMとか多いね。だから、もうキャラクター化してますよね、ゆるキャラというか。出川さんもあんだけCMやってたら大変でしょう。規制もいっぱいあるだろうしね。それでよく頑張ってますよね」

 そのうえで有吉は、この2人と自分の立場の違いを明らかにする。

「俺はやっぱり、まだ現役だからさ。それは悪い発言もするだろうしさ、どっかで炎上するような発言、行動もあるだろう。CMをいっぱいやると自分も制限されちゃうからね。そういう意味では、半ばリタイア組(上島と出川のこと)はいくらでもCMやれてさ。世間と戦わなくていいからさ(笑い)。出川さんもすぐ『スポンサーに怒られるから』って」とイジっていた。

☆現役放送作家X氏=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳でラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。