「ZOZO」前澤友作社長(43)がツイッターでブチ上げた“1億円バラまき企画”が7日午後11時59分に締め切りとなり、リツイート数は550万回を突破し、世界新記録を樹立した。フォロワーも50万人台から600万人台に激増。同氏は「感謝感謝 もうここまできたらお祭りだー!!!」と喜びを爆発させたが、祭りには必ず終わりがある。当選者発表が終了したタイミングで、雪崩的なフォロワー離れが予想され、そっちの方でも世界記録を狙えるというのだ。次は“脱退祭り”だぁ~!

 前澤氏が5日にブチ上げた「100人に100万円のお年玉」企画の反響は凄まじかった。応募条件は同氏のアカウントをフォローし、リツイートするだけ。締め切り時刻の7日午後23時59分時点で、リツイート数は約554万回となり世界新記録樹立。それまでの記録は米国の高校生による355万回だった。

 フォロワー数も激増。1億円バラまき企画前は約50万人だったのが、およそ12倍の600万人を突破し、締め切り数分前からは1秒ごとに500人増加したほど。日本でのフォロワーランキングでもダウンタウン松本人志(55)を抜き、2位に躍り出て、1位の有吉弘行(44)の約700万人に迫る勢いだった。

 前澤氏は昨年、ツイッターのフォロワー数100万人を目標としてきたが、それが“現ナマパワー”であっさりかなったというわけだ。

 同氏のモノマネで知られるお笑いコンビ「チョコレートプラネット」の長田庄平(38)は早速「100名様に100円【総額1万円のお年玉】を現金でプレゼントします」と便乗。こちらもリツイート数7万回を突破したが「振込手数料の方が高い」というオチも付いた。

 一方で前澤氏のアカウントをそっくりマネたニセモノも出現。一部ユーザーが間違えてリツイートする被害も発生している。

 そんななか、前澤氏は世界新記録に「皆様のおかげです。感謝感謝 もうここまできたらお祭りだー!!!」と大喜び。7日の東京株式市場でZOZO株が前営業日比で8・63%急反発したこともあり、悦に入っていたようだが…。

 祭りには必ず終わる時がくる。かけられたハシゴもいずれ外される!?

 50万人から600万人超に膨れ上がったフォロワー数は、8日午前9時から順次始まる当選者発表が終わり、ハズレと分かった瞬間から激減する可能性が高い。

 フォロワー離れでいえば、こんな記録がある。

 昨年7月、ツイッター社が偽アカウントや休眠状態のアカウントを一斉削除したことで、著名人のフォロワーが一晩で減った。当時の米メディア報道によると、当時1億人以上のフォロワーがいた米歌手ケイティ・ペリー(34)のアカウントでは約280万人減。ジャスティン・ビーバー(24)は約270万人、レディー・ガガ(32)は約250万人、バラク・オバマ前大統領(57)のアカウントでは約240万人のフォロワーが減った。それでも減少率は数%程度にとどまる。

 日本ではアイドルグループ「仮面女子」の元メンバー・神谷えりな(27)のフォロワー数が約116万から71万人に。同じく元メンバーの立花あんな(26)は39万人が11万人となり、不可解な減少が一部で話題に。

 こうした前例を踏まえると、前澤氏はフォロワー減少数でも世界記録を塗り替える可能性がある。ネット事情に詳しい関係者は「あくまで単純計算ですが…」と前置きした上で次のように話す。

「一大キャンペーンが終わり、前澤氏のフォロワー数が以前の50万人まで戻るとするならば、550万人が“脱退”することになる。個人のツイッターフォロワー数世界一のケイティで280万人減なのですから、これはもう世界新記録でしょう。減少率もとんでもない数字になると思います」

 リツイート数で世界一、脱退者数でも世界一――。前澤氏にしてみれば、これ以上おいしいネタはない。ここまで計算しての“仕掛け”ならば、アッパレというほかないが…。