8人組ロックバンド「和楽器バンド」が6日、さいたまスーパーアリーナでライブ「大新年会」を開催した。

 和楽器バンドは、詩吟や和楽器とロックが融合した音楽が特徴で、国内外から高い評価を得ている。昨年リリースしたアルバム「オトノエ」は、日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞した。5、6日と2日連続で行われたライブは、計3万人の観客が押し寄せた。

 ボーカルで詩吟師範でもある鈴華ゆう子が「今できる私たちの全てと、未来を思わせる進化を見せたい」と意気込んでステージに上がったように、新曲「あっぱれが正義」、代表曲「千本桜」を披露したほか、和太鼓の黒流、ドラムの山葵が15メートルの高さまでフライング(宙づり)して演奏するなど、様々な方法で観客を沸かせた。

 大新年会ライブは2014年から6年連続で行っており、まさに恒例イベント。300人規模の会場からスタートし、渋谷公会堂、日本武道館、東京体育館、横浜アリーナを経て、さいたまSAにたどり着いた。鈴華は「(来年は)東京ドームは一つの目標でもあるのかな」とさらに大きな目標を掲げた。