昨年の大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(東京・NHKホール)のリハーサルでは、例年にはあまり見られない出来事が起きていた。

 楽曲「うたエール」で9回目の出場を果たしたフォークデュオ・ゆず(北川悠仁=41、岩沢厚治=42)は、従来ならばリハーサル後に報道陣の囲み取材に応じていたのだが、その機会はなかった。音楽関係者から「今回のゆずは、あまり報道陣に突っ込まれたくないことがあったのでは」という声がちらほら聞かれたが、この「突っ込まれたくないこと」というのが、昨年末、公式サイトで「今後の大事なお知らせ」と予告した一件だ。

「発表日時は12月19日午後9時。同日、オフィシャルSNSをチェックしてください」と告知するとネット上には、解散、活動休止を不安がるファンのコメントが殺到した。「大事なお知らせ」は今年5月11日から初の弾き語りによるドームツアーを行うことだったのだが、これに対しネットやワイドショーでは、公式サイトの告知が世間に“解散騒動”を起こしたとして「愉快犯ではないか」といった批判が続出した。「報道陣の前に出てこなかったのは、この件に触れられたくなかったのでは」と言う声が出てくるのもムリはない。

 また、初出場となった一昨年に続き、楽曲「鳰の湖」で2年連続の出場となった演歌歌手・丘みどり(34)もスケジュールの都合などで、囲み取材に出てこなかった一人だ。

 すべての演歌歌手が例年、取材に応じるわけではないのだが、丘はリハーサル時でも報道陣から逃げるように楽屋口に向かう姿も。ある出版関係者は「丘は紅白出場が決まった後、『週刊文春』に2歳年上の実業家の男性と結婚していたが、3年ほど前に離婚していたことが報じられました。これが丘にとってはあまり触れられたくない過去だったのでは」と語る。