2019年は文字通り“めい一色”に日本中が染まりそうな勢いだ。

 テレビ界でポスト“広瀬すず”と評判になっているのが、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」でいきなりスターダムに躍り出た女優の永野芽郁(19)だ。

 各テレビ局や映画配給会社は鬼も逃げ出す“仁義なき争奪戦”を展開しているという。すでに19年1月期に放送される日曜ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日テレ)のヒロインとしての起用が発表された。

 ある芸能プロ関係者がこう証言する。

「永野の潜在視聴率がいいのはわかりますが。普通は、このドラマの視聴率を見てからオファーするのに、いきなり4月以降のスケジュールを奪い合いです。現在、内定しているのがNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』とテレ朝の7月期木曜21時枠。そして映画です」

 それ以外にも各局のドラマや主演映画の企画が所属事務所に100本以上も持ち込まれているとか。なかでも視聴率低迷に悩まされているフジは、10月期の月9ドラマにどうしても出演してもらいたいそうで「条件やギャラは好きに書き込んでくださいとばかりに、白紙の契約書を提示したとの噂です」と前出関係者は明かす。希望するなら19年12月期も、2020年の1月期も希望するドラマで役を用意するという“裏サイン”だ。

「これをやられると最終的には自局の首を絞めることになるため禁じ手なんですが…。目玉女優が集まらないフジはどうしても永野を確保したいようですね」(事情通)

 こうした争奪戦の結果、すでに20年のオリンピック開催期までスケジュールが埋まってしまったという。これだけの過密スケジュールに対し永野は文句ひとつ言わない。むしろ、感謝し担当マネジャーにはプレゼントまで渡す気配りまで見せているとか。

 永野の魅力について、ある芸能プロ関係者は「苦労人だからです。朝ドラ『半分、青い。』のヒロインオーディションに合格するまではティーン誌のファッションモデルを務め、お情け程度に露出する売れないモデルでした。だから誰に対しても低姿勢。しかも、一度で名前を覚えてくれる。あの大きな瞳で見つめられたら皆、彼女のとりこになってしまう」と話す。さらにこう続ける。「19歳になったばかりなのに、妙な色気もありますからね。少女と大人の女性の中間的な魅力に満ちあふれているんです。スキャンダル情報もないから起用しやすい。ある意味、広瀬を超えるオーラを発しているかもしれません」と絶賛した。そんな期待に永野は応えられるのだろうか? 今後さらなる注目を集めそうだ――。

☆ながの・めい=1999年9月24日生まれ。東京都出身。小学校3年生のとき、スカウトされ、2009年の映画「ハード・リベンジ、ミリーブラッディバトル」でデビュー。モデルとしては、10年からファッション誌「ニコ☆プチ」、13年から16年まで姉妹誌「nicola」、16年から「seventeen」のレギュラーを務める。深田恭子、多部未華子と共演したCM「UQ mobile」が話題となった。18年4月から放送されたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインを務めた。163センチ。